日本のアパートやマンションは壁が薄いことが多く、隣や下の部屋に音がよく伝わります。
音の苦情は、住む人どうしのトラブルでいちばん多いものです。自分では「ふつうの生活の音」と思っていても、苦情になることがあります。
苦情になりやすいのは、この4つ
| 話し声・笑い声 | 夜10時を過ぎると特に響く。友だちが来たときが多い |
|---|---|
| 足音 | かかとから歩く音は下の部屋に強く伝わる |
| ドアの音 | 玄関や部屋のドアを勢いよく閉める音 |
| 洗濯機・掃除機 | 夜や早朝に使うと苦情になりやすい |
音楽やテレビの音は、意外と苦情の理由になりにくいです。低い音(重い足音、ドアの音)のほうが建物に伝わります。
だいたい夜10時から朝7時が静かにする時間
法律で決まっているわけではありませんが、多くの建物で夜10時から朝7時は静かにするものとされています。
仕事が夜勤の人は、帰ってから洗濯やシャワーをしたくなります。できれば洗濯機は朝8時以降にしてください。これだけで苦情はかなり減ります。
友だちを呼ぶときがいちばん危ない
ひとりで静かに住んでいても、友だちが何人か来た日に苦情が来ることがあります。人数が増えると声が大きくなり、時間も遅くなるからです。
夜に人を呼ぶときは、窓を閉めて、夜10時を過ぎたら声を落としてください。同じ国の言葉で話していると、周りの人には内容が分からないぶん「うるさい」と感じられやすいところもあります。
足音は、スリッパと敷物で減らせる
日本の家では、家の中で靴を脱ぎます。これは文化であると同時に、音を減らすことにもつながっています。
- 家の中では靴を脱ぐ。スリッパをはく
- よく歩くところに、じゅうたんやマットを敷く
- いすの足にフェルトを貼る。100円ショップで売っています
- 洗濯機の下に防振のマットを敷く
苦情を言われたときは、まず謝る
苦情は、隣の人が直接来ることもあれば、管理会社から電話や紙で来ることもあります。
心あたりがなくても、まず「すみません、気をつけます」と言ってください。日本では、正しいかどうかを話し合う前に、相手の気持ちに答えるのがふつうです。ここで「自分は悪くない」と説明を始めると、話が大きくなります。
そのうえで、心あたりがないときは管理会社に「いつごろの音ですか」と聞いてください。別の部屋の音だったことも実際にあります。
引っ越したら、最初にあいさつをしておく
両どなりと、下の部屋にあいさつをしておくと、あとが楽になります。顔を知っている相手には、いきなり苦情を言いにくいからです。
長く話す必要はありません。「となりに引っ越してきました。よろしくお願いします」だけで十分です。手みやげはあってもなくてもかまいません。
留守がちで会えないときは、無理に何度も行かなくてよいです。会ったときにあいさつをすれば伝わります。
音で困っているときも、自分から管理会社に相談できます。がまんし続ける必要はありません。
