求人票に「月給25万円」と書いてあっても、その25万円が毎月そのままもらえるとは限りません。
中に何が入っているかで、実際の働き方も手取りも変わります。この記事では、求人票のどこを見るかを書きます。
固定残業代が入っていることがある
「月給25万円(固定残業代4万円・30時間分を含む)」のような書き方があります。これは毎月30時間の残業をする前提の金額です。
残業をしない月も4万円はもらえますが、残業しても30時間までは金額が増えません。基本の給料は21万円ということになります。
固定残業代を入れる場合、何時間分でいくらかを書くことが決められています。書いていない求人は、その時点で気をつけたほうがよい求人です。
見るべきところ
| 給与の内訳 | 基本給がいくらか。手当がいくらか。固定残業代が入っているか |
|---|---|
| 賞与 | 「あり」だけでなく「年2回・計2か月分」など回数と金額を見る |
| 休日 | 「週休2日」と「完全週休2日」は違う。前者は週1回の週がある月もある |
| 加入保険 | 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険がそろっているか |
| 試用期間 | 期間中は給料が下がることがある。いくらになるか |
「週休2日」と「完全週休2日」は別のもの
言葉が似ていますが、意味が違います。
- 完全週休2日…毎週かならず2日休める
- 週休2日…月に1回以上、2日休める週がある。ほかの週は1日だけのこともある
年間休日の日数を見ると、はっきりします。年間120日前後なら毎週2日休めます。年間105日だと、週1日の休みが多くなります。
在留資格と仕事の内容が合っているか
これは外国人にとっていちばん大事なところです。給料がよくても、自分の在留資格で認められていない仕事はできません。
「技術・人文知識・国際業務」の人が工場のライン作業だけをする、といった働き方は認められていません。入社してから分かると、次の在留期間の更新で問題になります。
面接のときに、実際にどんな仕事をするのかを具体的に聞いてください。心配なときは、入管で「就労資格証明書」をもらう方法もあります。
求人票と実際の条件が違ったら
働き始める前に、会社は労働条件を書いた紙(労働条件通知書)を出すことになっています。求人票と内容が違うことがあります。
署名する前に、給料・休日・仕事の内容が求人票と同じか確かめてください。違っていたら、その場で聞いてかまいません。
もらった紙は必ず保管してください。あとで話が違うとなったときの証拠になります。
相談できるところ
- ハローワークの外国人雇用サービスコーナー
- 労働条件相談ほっとライン(夜間・土日も相談できます。多言語対応)
- 各都道府県の労働局にある外国人労働者相談コーナー
給料から何が引かれるかは、手取りが少ないと感じたら、給与明細のどこを見るかで説明しています。
